老年者控除

たまには税理士らしい話で。
今年から老年者控除が廃止されました。
これまでは65歳以上の方で所得1000万円以下の人について50万円の控除が認められていました。
この廃止により65歳以上の人の給料にかかる源泉所得税の計算が今年の1月分の給料計算から変更になります。
これまで65歳以上の人は扶養家族1人追加して源泉所得税の計算がされていたのですが、今後はそれがなくなり負担税額が増加します。
つまり手取りが減少するわけです。
今後、雇用保険料や厚生年金の負担増、所得税住民税の定率減税の引下げなどが予定されており、同じ給料をもらっていても手取りが減少するという状態が続きます。
家計の資金繰りにはご注意ください。